統一グループ(Uni-Presidentグループ)は、台湾の食品および生活産業分野において、上場企業9社を含む企業群を構成するコングロマリットです。
事業トピックス
連携売上高 | 4,735億元 |
上場企業 | 9社 |
時価総額 | 8,900億元(2022年6月23日) |
受賞歴
(2021年) | 経済部 BEST TAIWAN GLOBAL Forbes Global 2000 Asia Rank 8位 Forbes Rank 1061位 健康品牌風雲賞 健康ブランド企業賞 Cheers雑誌 新世代の最も憧れる企業 TCSA 台湾企業サステナビリティ・アワード |
統一企業とは
統一企業(統一企業股份有限公司)は、台南にて1967年設立の台湾最大の総合食品メーカーです(TWSE上場)。
食糧事業、乳飲料事業、生活食品事業、総合食品事業、ベーカリー事業などを行い、東アジアおよび東南アジアまで幅広い地域で、
Uni-Presidentとして圧倒的な知名度を誇っています。
会社概要
社名 | 統一企業股份有限公司 |
事業内容 | 食品製造・加工/流通/小売 |
設立 | 1967年8月25日 |
資本金 | 568億元 |
株式上場 | 台湾証券交易所証券コード1216.TW |
本社所在地 | 台南市永康區中正路301号 |
従業員数 | 約5,400名 |
連結売上高 | 4,735億元(2021年) |
単体売上高 | 426億元(2021年) |
単体税後利益 | 198億元(2021年) |
沿革
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農社会から工業社会へ移行する中、統一企業は高効率の自動化設備を投入し、1年に1つの工場建設を目標としていた。川上と川下の垂直統合による製品展開で徐々に経営規模を拡大した。この頃の食料需要に沿った事業展開がビジネスの基盤となる。
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台湾の経済は軌道に乗り、人々の購買力が大幅に増加した。生産から販売志向へ移り、市場ニーズに合わせて高付加価値な商品やサービスを拡大した。海外設備や技術を導入し、「高品質・高付加価値」を経営戦略に掲げ、競争優位性を高めた。
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台湾社会が商業化・多様化に進み、統一企業は流通事業に全面的に投資した。時代にマッチした高品質商品を投入し、事業を拡大し続け、食品業界をリードする地位を確立した。多角化ビジネスのグループ経営により、シナジー効果を生み出した。
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台湾GDPが10,000米ドルを突破した頃、総一企業は物流・小売等の事業分野での大型企業集団となる。「健康で幸せな生活を提供する」という企業理念を掲げ、ソーシャルマーケティングに取り組んだ。また、台湾経済の状況を打破するため、中国、インドネシア、タイ、ベトナム、フィリピンで工場を次々と設立し、クローバル展開をした。
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新時代を迎え、統一企業は「量」競争から「質」競争へと方向転換した。人々に健康と幸せを提供する最も競争力のあるライフスタイル企業であり、多角化経営による生活産業グループ企業でもある。「グローバル」と「フォーカス」の二大戦略のもと、今後は世界有名企業と連携協調し、中国本土やアジア市場への展開を視野に入れている。
統一超商とは
統一超商(統一超商股份有限公司)は台北に本社を有し、1987年設立の、台湾最大のリテイル&ライフスタイル企業(TWSE上場)です。台湾セブンイレブン(約7,000店舗)、台湾カルフール(約350店舗)、コスメド(約400店舗)、統一時代百貨店などの小売業態や、台湾スターバックス、台湾ミスタードーナツなどの飲食事業を展開しています。
会社概要
社 名 | 統一超商股份有限公司 |
事業内容 | 台湾セブンイレブン(約7,000店舗)の運営・リテイル&ライフスタイル分野での事業投資 |
設立 | 1987年6月10日 |
資本金 | 103億元 |
株式上場 | 台湾証券交易所証券コード2912.TW |
本社所在地 | 台北市信義区東興路65号2階 |
従業員数 | 約8,500名 |
連結売上高 | 2,627億元(2021年) |
単体売上高 | 1,680億元(2021年) |
単体税後利益 | 88.6億元(2021年) |
沿革
- 1978
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統一超級商店を開業
- 1987
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統一企業から事業を独立し「統一超商股份有限公司」となる
- 1995
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台湾7-11店舗数が1,000店となる
- 1997
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台湾証券取引所に株式上場
米スターバックス社と合併で「統一星巴克株式会社」を設立
- 1999
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台湾7-11店舗数が2,000店となる「大智通文化行銷(股)公司」、「統昶行銷(股)公司」、「統一武藏野(股)公司」、「統一速達(股)公司」を設立
- 2000
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米7-11から永久ライセンスを取得フィリピン7-11の経営を開始
- 2002
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台湾7-11の店舗数が3,000店となる
- 2004
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icasH電子マネーサービスを開始
「統一多拿滋(股)公司」、「統一康是美商業連鎖(深圳)有限公司」を設立
- 2005
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台湾7-11の店舗数が4,000店となる
「山東統一銀座商業有限公司」の経営権取得、中国本土へ進出
- 2006
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マルチコピー機「ibon」を導入
「統一百華(股)公司」、「酷聖石冰淇淋(股)公司」、「上海酷聖石冰淇淋有限公司」を設立
- 2007
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CITY CAFÉ導入店舗数1,000店を突破、国内最大コーヒーチェーン店となる
- 2008
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「OPEN講」プリペイドSIMカードで通信サービス市場へ参入
- 2009
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「統一超商東京マーケティング株式会社」を設立
「統一超商(上海)便利有限公司」を設立
- 2011
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全国7-11に電子レシートを導入
- 2012
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7-11が交通電子チケットの最大プラットフォームとなる
- 2013
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icashサービス事業を独立しサービス事業を独立し、「 愛金卡 (股) 公司」となる
- 2014
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台湾7-11の店舗数が5,000店となる
Mister donutの永久ライセンスを取得
- 2015
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「泰州統一超商有限公司」を設立
- 2016
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上海7-11の店舗数が100店となる
- 2017
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中国浙江7-11の経営権を取得
フィリピン7-11の店舗数が2,000店となる
- 2018
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台湾初の無人コンビニ「 X-STORE」をオープン
「統一生活(浙江)商貿有限公司」 を設立
- 2019
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icash pay サービスを開始
- 2021
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OPEN POINT会員数が1,400万人を突破
台湾7-11の店舗数が6,000店となる
フィリピン7-11の店舗数が3,000店となる
- 2022
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統一グループ運営の7-11が10,000店舗を突破
OPEN POINT会員数が1,500万人を突破
オリジナルキャラクター
台湾認知度No.1!OPENちゃん
台湾随一の人気を誇る、台湾セブンイレブンのオリジナルキャラクターOPENちゃん。台湾だけでなく日本でも数多くのコラボイベントを実施しています。
台湾プロ野球球団
統一7-ELEVEnライオンズ
1990年に「中華職業棒球大聯盟」発足。元年から加盟している、統一企業が所有するプロ野球チーム。年間王者通算10回の記録は連盟最多となっています。