自動入力: 保存した住所の検査とデバッグ

Sofia Emelianova
Sofia Emelianova

[自動入力] パネルを使用して、Chrome に保存されている住所情報を検査してデバッグします。

概要

Chrome の自動入力を使用すると、保存した住所を使ってウェブサイトのフォームに自動的に入力できます。DevTools の [自動入力] パネルでは、フォーム フィールド、予測された自動入力値、保存されたデータ間のマッピングを検査できます。

住所情報を Chrome に保存する

デフォルトでは、ウェブフォームに記入して送信する際に、住所情報を保存するかどうかを確認するメッセージが表示されます。

住所情報を保存するためのメッセージ。

そのようなメッセージが表示されない場合は、Chrome の右上にある [Google Chrome の設定] > [パスワードと自動入力] > [住所など] に移動し、[ 住所を保存して入力] をオンにします。新しい住所を追加することもできます。

[住所とその他の情報] メニュー オプション。

住所データを保存しておらず、保存したくない場合は、[自動入力] パネルで提供されているテスト住所データを使用できます。

自動入力パネルを開く

デフォルトでは、DevTools が開いている場合や、ウェブサイトでフォームに自動入力を行うと、[自動入力] パネルが自動的に開きます。この機能をオフにするには、パネルを手動で開き、[ このパネルを自動的に開く] チェックボックスをオフにします。

[自動入力] パネルを手動で開くには:

  1. DevTools を開きます
  2. 以下のボタンを押してコマンド メニューを開きます。

    • macOS: Command+Shift+P
    • Windows、Linux、ChromeOS: Ctrl+Shift+P

    コマンド メニュー

  3. autofill」と入力し、[自動入力を表示] を選択して Enter キーを押します。

    デフォルトでは、DevTools ウィンドウの下部にあるドロワーにパネルが開きます。上部に移動することもできます。

または、次の方法で [自動入力] パネルを開くこともできます。

  • 上部にあるアクションバーで、 [その他のパネル] をクリックし、プルダウン リストから [自動入力] を選択します。
  • 右上の [DevTools のカスタマイズと制御] > [その他のツール] > [自動入力] を選択します。

自動入力データを検査する

自動入力データを検査するには:

  1. Chrome で自動入力がオンになっていて、住所情報が保存されていることを確認します。または、次のセクションで説明するように、テスト用住所データを使用することもできます。
  2. たとえば、こちらのデモページDevTools を開きます
  3. デモページの住所ウェブフォームで、フォーム フィールドにフォーカスします。自動入力データのオプションを含むプルダウン メニューが表示されます。
  4. メニューからオプションを選択します。自動入力によって保存されたデータがフォームに入力され、自動開くがオンになっている場合は、DevTools の [自動入力] パネルが開きます。それ以外の場合は、[自動入力] パネルを手動で開きます。

選択した自動入力データ オプション。

テスト用住所データを使用する

住所データを保存しておらず、保存したくない場合は、[自動入力] パネルで提供されるテストデータを使用できます。

テストデータを使用するには:

  1. [自動入力] パネルを開き、パネルの上部にある [ 自動入力メニューにテスト住所データを表示する] をオンにします。
  2. ページで住所フォーム ファイルを右クリックし、[デベロッパー ツール] メニューのオプションのいずれかを選択します。

テスト用住所データのオプションを含む [開発者ツール] メニュー。

データとそのマッピング

[自動入力] パネルには、フォーム フィールドに挿入されたデータと、次の間のマッピングを含む表が表示されます。

  • ページで検出されたフォームの項目
  • 自動入力の予測値: 自動入力がヒューリスティックを使用して決定します。
  • 自動入力が認識したフィールドに挿入された(存在する場合)。

[自動入力] パネル。

[問題] パネルで検出された自動入力の問題。