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先日、浴室クリーニングをプロに依頼しました。信じられないくらいキレイにしていただき、プロのクリーニングがいかにハイレベルかを実感したところです。

そこで、今度はこちらをお願いしてみようと思ったのが、トイレクリーニング。

もっとも、トイレは浴室のように室内全体が汚れているわけではありませんし、一応は定期的に掃除しているので、パッと見はそれなりにキレイな状態を保っているのです。しかし、手が届きにくい奥の汚れや、自分では気付きにくい微妙なニオイなども気になるもの。

もうすぐ築20年を迎える我が家なので、この際、徹底的にクリーニングしておきたいと思い、こちらも依頼してみることにしました。

※記事中ではトイレ周りの汚れの鮮明な画像が多数出てきます。苦手な方はご注意ください。

※コンテンツの制作方法等について

クリーニング会社4つを比較してみました

まずは、どこに依頼するかを選びます。

社名 金額(税込) サービス内容
おそうじ本舗 9,900円 便器/便座/天井/換気扇カバー(内部を含まず)/壁面/照明/床/扉/窓(内側のみ)
おそうじ革命 8,250円 便器ユニット一式/給水管/天井/換気扇(カバー)/壁/コンセント/照明器具/床/扉/窓(部屋側)/棚/収納具表面/ペーパーホルダー
ダスキン 10,340円 便器/水洗タンク表面と蛇口/温水洗浄便座ノズル/天井/換気口の表面/壁面/照明器具/幅木/床/ドア/窓(内側のみ)/収納庫表面/収納庫扉枠/ペーパーホルダー/備品(トイレポットなど)
ベアーズ 10,340円 便器/便座/温水洗浄便座の分解清掃/タンクの水受け/蛇口周り/天井/トイレ内の換気扇/壁/床/ドア/窓

※金額は、すべて2024年10月25日執筆現在のものです。

今回ピックアップしたのは、上記の4社。サービス内容については、細分化して書かれているかどうかの違いこそあれ、各社で特に違いは見られません。

前回、浴室クリーニングをお願いした「おそうじ革命」さんが、トイレクリーニングでもコスパの良さを見せています。しかし、せっかく記事化するならと、今回は別の業者さんにお願いしてみようと思い、次に金額が安い「おそうじ本舗」さんを選んでみました。

金額にお得感があるかどうかは、トイレの汚れ具合によっても変わってくるはずですが、プロが徹底的にクリーニングしてくれることを考えれば、納得できる範囲内だと思います。

おそうじ本舗とは?

Screenshot:おそうじ本舗公式

「おそうじ本舗」とは、全国チェーンのハウスクリーニング業者です。掲げられているモットーは、以下のとおり。

  • お客様とサービス前後の確認を徹底します。
  • 気持ちの良い笑顔とマナーで最高のおもてなしを心掛けます。
  • 清潔感のある身だしなみに常に気を配ります。

プロの仕事をしっかりこなすのはもちろん、サービス業として接客に力を入れていることが伺えます。

女性のひとり暮らし等の場合、担当店、もしくは近隣の店舗に女性スタッフがいれば、指名対応してもらえますし、土日や夜間の作業もOKです。

その他にも、「ハウスクリーニングのよくあるご質問」を見れば、気になるポイントを確認することができます。よかったら参照してみてください。

毎週掃除している我が家のトイレ

【注意!】このあとかなり汚れた画像が出てくるので、苦手な方はご注意ください

ところで我が家のトイレは、妻が週に1回、念入りに掃除しています。見た目はもちろんですが、イヤなニオイが染み付くのを防ぎたいというのも理由になります。

私自身は、芳香剤や脱臭剤を使うことに抵抗がないのですが、妻は人工的なニオイが好きではないということもあり、清潔を保つことに相当に熱心なのです。

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※画像の両端にあるボタンをクリックするとトイレ周りの汚れの鮮明な画像が出てきます。苦手な方はご注意ください。

とはいえ、便器用の柄つきブラシと、使い捨てのクリーニングシートだけで汚れを落とせる範囲は限られます。

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※画像の両端にあるボタンをクリックするとトイレ周りの汚れの鮮明な画像が出てきます。苦手な方はご注意ください。

温水洗浄便座のノズル部分など、カンタンに手を入れられない部分も、ご覧のとおりの汚れ具合。

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※画像の両端にあるボタンをクリックするとトイレ周りの汚れの鮮明な画像が出てきます。苦手な方はご注意ください。

カメラを使って覗いてみるまで全く気がついていなかった、積年の汚れも確認できました。

レビュー開始。予約からクリーニング後の感想まで

さて、ここからはおそうじ本舗のトイレ掃除のレビューをお伝えします。予約から事前準備 、当日の作業、そして完了後の感想まで、まとめていきますね。

予約はwebからカンタン

Screenshot:おそうじ本舗公式

予約は、webサイトでの受付となります。

メニューを選んで「お見積りカート」に入れ、必要事項を入力後に見積り依頼をすると、担当スタッフから訪問日時を設定するために電話がかかってきます。

当日は、訪問後まず現場確認が行われ、必要に応じてオプションを追加、あるいは外した「最終お見積り確認」が提示されます。その内容、金額でOKなら、その場でクリーニング開始となります。

ちなみに、私は「換気扇クリーニング」をオプション追加していましたが、現場確認の際にほとんど汚れていなかったので、オプションを外した最終見積りが提示されました。一緒に汚れ具合を確認した上で納得して契約できるのは、「おそうじ本舗」を選ぶ大きなメリットと言えるでしょう。

もちろん、気に入らなければ、この段階でキャンセルすることも可能です。

▼予約はこちらからも可能

おそうじ本舗

公式サイトはこちら

選べるオプションメニュー
オプションメニュー 金額(税込)
便器追加 5,500円
特殊汚れ/強い汚れ(0.5㎡ごとに) 3,300円
床ワックス塗布 1,100円
給気口クリーニング 2,200円
給気口クリーニング フィルター交換付き 2,750円
トイレ換気扇クリーニング 3,300円
壁紙染色(10㎡以下) 13,200円

※金額は、すべて2024年10月6日執筆現在のものです。

追加したいオプションメニューがあれば、見積り依頼のタイミングでカートに入れておきましょう。前述したように、当日の現地確認で変更されることもありますが、特に「壁紙染色」など、大掛かりな施工の場合は、事前に把握しておいてもらったほうが施工がスムーズだと思われます。

駐車場の確保が必要

当日スタッフの方は、クリーニングに必要な道具を積み込んだ車に乗って来ます。

この車を駐車しておくスペースは、こちらで確保する必要があります。我が家の場合は、敷地内に駐車スペースが1台余っているので、そこを使っていただきました。

状況によっては、別途駐車料金をお支払いする必要もあるとのことです。

当日の様子

指定日時に、スタッフが到着

今回お世話になったのは、おそうじ本舗 伊予松前店(TEL 0120-689-385)の仙波さん。冗談や軽口も弾み、作業中もずっと楽しくお話させていただきました。

もともと仙波さん自身のキャラなのだろうと感じましたが、「気持ちの良い笑顔とマナーで最高のおもてなしを心掛けます」という宣言が全スタッフに共有されているという裏付けとも言えそうです。

道具を置くスペースには防汚シート

道具などを置いておくスペースには、しっかりと養生をしていただきました。ドアの外のちょっとした範囲を使うだけなので、ワンルームマンションなどでも、スペースの確保に困ることはないと思います。

見えないところを重点的に

まず仙波さんが手を付けたのは、便器の内側上部、返しの裏側でした。普段は、ブラシで擦っている部分です。

ある程度水アカなどが付着しているだろうと想定していましたが、分かっていても見たくなかった汚れが出てきます…

使っていたのは、硬めのナイロンスポンジのような道具。

それと、もうひとつ。見えない部分を確認するための鏡。

これは個人的に、コロンブスの卵だと感じたもの。確かに、これならハッキリと汚れを確認することができます。

こうしてプロの作業を見せていただくと、いつもの掃除で汚れが落としきれていないのも道理だと思えます。きちんと汚れを確認することなく適当にゴシゴシやるだけでは、そう上手く汚れが落ちるはずがありませんから。

便器周りは特に、外せる部品はすべて外して作業が進められました。

しかし実は、今回トイレクリーニングを予約した後に、タイミング悪く温水洗浄便座が故障してしまい、長くシャワーし続けると水漏れしてしまうという状況に陥っていたのです。

その原因がハッキリしておらず、また便座を固定するナットの劣化も進んでいるとのことだったので、残念ながら今回は、便座を外さずに作業していただくことにしました。

洗浄ノズルも分解清掃

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※画像の両端にあるボタンをクリックするとトイレ周りの汚れの鮮明な画像が出てきます。苦手な方はご注意ください。

便器全体を掃除し終わると、次は洗浄ノズルのクリーニングへと進みます。

こちらも、可能な限り分解してからの徹底洗浄になります。

ちなみに、どんな洗剤を使えばいいのかと聞いてみたところ、トイレの気になる汚れには、主に酸性洗剤が有効とのことでした。

黒カビなど、アルカリ性洗剤のほうが効果的な汚れもあるものの、基本的には酸性洗剤を使うようにしておきましょう。

ところで、混ざると有毒ガスが発生してしまう洗剤の組み合わせもあるという話ですので、種類の違う洗剤を併用するのは、絶対に避けておいてください。

ドアや窓、壁、床も拭き上げ

便器のクリーニングが終わった段階で、すでに文句ないレベルの満足感でしたが、メニューはまだ残っています。

まずはドアの拭き上げ。もちろん、微妙なニオイの原因まで落とすための作業となります。

続いて、天井や壁、照明器具、棚なども、洗剤をスプレーしながら丁寧に拭き上げていきます。

窓は、浴室ほどガンコな黒カビはないものの、結露などによって汚れが目立つ部分。やや念入りに拭き上げしていました。

さらに、床も強めに汚れてしまう部分。床については、クロスを使う前にナイロンたわしで磨くようにして、黒ずんだ汚れを取り除いていました。

隅の汚れは、プラスチックのヘラを使って掻き出すようにしてキレイにします。

以上、トイレ全体のクリーニング作業が完了するまで1時間30分~45分くらいというところ。とにかく、スムーズに作業が進行していく様子には関心しきり。さすがプロという仕事ぶりでした。

最後にコーティング処理

クリーニングが完了したら、最後に便器内にコーティング処理を施してくれます。

スプレータイプのコーティングなので、耐久力は新品時の強固なコーティングに及ばないとのことでしたが、それでも明らかにツルツルと滑るように水が弾いていました。

しばらくは、毎週の掃除もラクになるでしょう。

どれくらい綺麗になった?Before→Afterはこちら

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※画像の両端にあるボタンをクリックするとトイレ周りの汚れの鮮明な画像が出てきます。苦手な方はご注意ください。

結果は、ご覧のとおり。ピカピカにしていただきました。

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※画像の両端にあるボタンをクリックするとトイレ周りの汚れの鮮明な画像が出てきます。苦手な方はご注意ください。

クリーニングを依頼する前は、手洗器の蛇口にこびり付いた水アカが落としきれず、気になっていましたが、ご覧のとおりウソみたいにキレイサッパリ除去されました。

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※画像の両端にあるボタンをクリックするとトイレ周りの汚れの鮮明な画像が出てきます。苦手な方はご注意ください。

潜り込むようにしないと見ることができない便器の裏側も、このとおりです。

本当に真っ白にクリーニングされた便器は、まるで新品に戻ったよう。掛け値なしに大満足の仕上がりとなりました。

気になることをプロに聞いてみた

最後に、トイレ掃除で気になっていることをプロに質問したので、まとめました。

いつもの掃除で気をつけておきたいことは?

毎週、プロと同レベルの掃除をするというのは、さすがに難しいところ。

それでも、便器内に輪ジミがつかない程度には、妻が頑張って定期的に掃除していた我が家のトイレは、かなりキレイなほうだと褒めていただいています。

やはり、こまめに掃除をするのは大切なことですね。

使う洗剤や道具については、定番の市販品で全く問題ないとのこと。前述したように、酸性洗剤を使っておけば、相当レベルにキレイな状態を保てるということでした。

汚れやニオイの予防について

うちの場合、去年独立するまで家にいた息子も、私も、着座して小便をしています。このことも、それほどニオイや飛散した汚れがなかった要因のひとつになっているようです。

立って小便をしている人がいる場合は、便座の裏側はもちろん、壁や床などに汚れが飛散している可能性がありますので、定期的にしっかり拭き上げるようにしないと、染み付いたニオイが取れなくなってしまうかもしれません。

また、温水洗浄便座に脱臭装置が付いている場合には、このフィルターを定期的に交換するのも大切とのことです。

うちのフィルターも交換期限が来ていましたので、部品の発注をしておこうと思います。

プロにお願いする頻度はどれくらいがいいか?

プロにトイレクリーニングを依頼する頻度については、特に時期や期間を決めておく必要はなく、汚れやニオイが気になったときに依頼すれば問題ないとのことでした。

素人では作業が難しいと感じたのは、蛇口の水アカ除去や、覗き込まないと見えない部分の掃除でしたので、これらの汚れが目立ったときを目安にしておくと良さそうです。

感想(まとめ)

同じ水回りでも、浴室や洗面台と違って汚物を流す場所なので、掃除に対する要求レベルが高いのがトイレ。

忙しくてしっかり掃除する時間が取れない人は、ぜひ積極的にプロに依頼して欲しいと思います。決して安くはない費用がかかることになりますが、時間をお金で買うと割り切ってしまえば、手間なく清潔な空間を手に入れることができます。

我が家の場合、妻が元気な間は、次は数年後で大丈夫かなという印象ですが、もし独り身だとしたら、1年に1回くらいのペースでお願いすることになりそうです。

▼予約はこちらから

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