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出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』

漢字

字源

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金文 甲骨文字 金文

金文 金文 簡帛文字 簡牘文字

小篆

流伝の古文字
西周 春秋時代 戦国時代 説文
(漢)
《六書通》
(明)
  1. 季旭昇撰 『説文新証』 芸文印書館、2014年、447-448頁。
    林志強等評注 『《文源》評注』 中国社会科学出版社、2017年、168頁。

関連字

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」を音符とする形声文字 (諧声域=*KAW)
見母 溪母 匣母 影母 曉母
一等 平声 豪韻
上声 皓韻
去声 號韻 𣝏 𩝝
入声 鐸韻 (沃韻:
(沃韻:
(屋韻:
見母 溪母 匣母 影母 曉母
二等 平声 肴韻 𩫀
上声 巧韻 -
去声 效韻
入声 覺韻
見母 溪母 群母 影母 曉母
三等A 平声 宵韻 - -
上声 小韻 - - - -
去声 笑韻 - -
入声 藥韻
見母 溪母 群母 影母 曉母
三等B 平声 宵韻 𢄹
上声 小韻 𨝰 - 𨲭 -
去声 笑韻 - 𠿕 - -
入声 藥韻

意義

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  1. 空間的に上の方。
  2. おごりたかぶる
  3. 道徳にりっぱで品格を感じさせる。
  4. たかめる
  5. たかさ

対義字

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  • (全般)
  • (字義2以外)

語源

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  • 漢語{ /*g(r)aw/}と関連する可能性があるが、派生関係は不明。[語源 1]
  1. Axel Schuessler, ABC Etymological Dictionary of old chinese, University of Hawaii Press, 2006, p. 251.

日本語

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教育漢字 (第2学年)

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名詞

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  1. たか程度
  2. (仏教) 凸形。六境ろっきょう十二処じゅうにしょ)のひとつであるしき(「視覚の対象」のこと)を構成する20種類の属性のひとつ(ウィキペディア「色 (仏教)」も参照)。

接尾辞

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  1. 高等学校
  2. たかさ。
  3. 程度。

用法

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字形について

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  • 古代 - 江戸時代では、書き文字はこの「くち高」ではなく、もっぱら「」(はしごだか)の形で書いていた[1]

派生語

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熟語

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中国語

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*

形容詞

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  1. たかい。

人名

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  1. 中国人のの一つ。百家姓第153位。

対義語

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熟語

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朝鮮語

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*

人名

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  1. 朝鮮人のの一つ。

熟語

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ベトナム語

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*

形容詞

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  1. たかい。

人名

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Cao

  1. ベトナム人のの一つ。

文字情報

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U+9AD8, 高
CJK 統合漢字-9AD8

[U+9AD7]
CJK統合漢字
[U+9AD9]
文字コード (文字集合規格)
-
  • KS X 1001: 0x4D54


漢点字 六点漢字
字典掲載
康熙字典 1451ページ, 26文字目
諸橋大漢和辞典 (修訂第2版) 45313
新潮日本語漢字辞典 (2008) 14568
角川大字源 (1992) 11625
講談社新大字典 (1993) 19733
大漢語林 (1992) 13207
三星漢韓大辞典 (1988) 1979ページ, 4文字目
漢語大字典 (1986-1989) 7巻, 4593ページ, 1文字目

脚注

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  1. 『階行草 筆順・字体字典 第二版』pp.7。江守賢治 編 三省堂