乙
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漢字
字源
[編集]意義
[編集]- きのと。十干の2番目。
- (語義1より)次の、二番手の。(例)乙種
- 木々や植物が地面を突き破っているさま。
- 魚の腸。
- 工尺譜の音階の一つ。西洋音楽のシの音にあたる。
- 虎の両脇から尾端にかけての骨。
- 「鳦」の同字(『漢語大字典』掲載)。燕。
- 「𠄌」の同字(『滑稽列伝注』掲載)。
日本語
[編集]常用漢字
[編集]音 | |
---|---|
訓 |
名詞
[編集]乙(きのと)
形容動詞
[編集]乙(おつ)
活用と結合例
略語
[編集]乙(おつ)
- (インターネットスラング) おつかれさまの略。
用法
[編集]単に相手をねぎらうために用いられることもあれば、相手を特定の立場にあるものだと決めつけて、あしらうために用いられることもある。
造語成分
[編集]熟語
[編集]関連語
[編集]文字 | 音 | 五行 | 訓 |
甲 | コウ | 木 | きのえ |
乙 | オツ | きのと | |
丙 | ヘイ | 火 | ひのえ |
丁 | テイ | ひのと | |
戊 | ボ | 土 | つちのえ |
己 | キ | つちのと | |
庚 | コウ | 金 | かのえ |
辛 | シン | かのと | |
壬 | ジン | 水 | みずのえ |
癸 | キ | みずのと |
タイー語
[編集]熟語
[編集]中国語
[編集]- ローマ字表記
名詞
[編集]接頭辞
[編集]動詞
[編集]人名
[編集]- 中国人の姓のひとつ。
朝鮮語
[編集]- ハングル: 을
- 音訓読み: 새 을
- 文化観光部2000年式: eul
- マッキューン=ライシャワー式: ŭl
- イェール式: ul
名詞
[編集]- きのと。
- 二番目。
熟語
[編集]吏読
[編集]チワン語
[編集]ローマ字表記
- 一。
- 序数を表す語句。
ブイ語
[編集]- ローマ字表記
名詞
[編集]ベトナム語
[編集]形容詞
[編集]ắc
- 充分な。
ít
út
- 最年少の。
副詞
[編集]ắt
- (文章語) 確かに。
ngắt
文字情報
[編集]
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- | |
---|---|
日 |
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中 |
|
台 | |
韓 |
|
漢点字 | 六点漢字 |
---|---|
⢡⡨ | ⠢⠊⠄ |
康熙字典 | 83ページ, 15文字目 |
---|---|
諸橋大漢和辞典 (修訂第2版) | 161 |
新潮日本語漢字辞典 (2008) | 106 |
角川大字源 (1992) | 65 |
講談社新大字典 (1993) | 164 |
大漢語林 (1992) | 89 |
三星漢韓大辞典 (1988) | 167ページ, 7文字目 |
漢語大字典 (1986-1989) | 1巻, 47ページ, 4文字目 |
註
[編集]- ↑ 青空文庫(2006年11月19日作成)(底本:「日本の名随筆59 菜」作品社、1997年5月20日第8刷)http://www.aozora.gr.jp/cards/001248/files/46519_25613.html 2018年3月17日参照。
- ↑ 青空文庫(2009年4月19日作成)(底本:「坂口安吾全集 14」筑摩書房、1999年6月20日初版第1刷)http://www.aozora.gr.jp/cards/001095/files/42959_34964.html 2018年3月17日参照。