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死​ん​た​゙​眼​球​の​す​へ​゙​て

by 死んだ眼球

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1.
ふつうじゃないぼくが抱えるこの衝動が   ただしくないとされたこの人生が 美しい音楽になる時 きみに殺されたはずの眼球が生き返る 記憶の中の教室で、ゆうれいだったぼくらは世界の終わりをみつめている きみはゆめのなかでてんしになったから、だれかをいじめることももうないんだよ ね そう、ぼくは子宮をもたないきみに恋をしたんだ きみを愛した (きもちわるい) 秘密を抱えた (へんたい) きみがすきだからしねないいまは  こころ壊れてもおんがくは永遠だ ライヘンバッハあのなつのぼくは ボーイミーツガールに抗えぼくら メープルシロップ垂らしたよるは 抱きしめたまえよかわいいからだ 谷俊の詩叫ぶ!しにてぇのかなぁ 生き延びてみろよゆうれいどもめ 踏み外した陰、ぼくらのようね… この憂鬱は学校にいけないぼくだけのもの。  この衝動はひとりぼっちのぼくだけのもの。 この音楽は学校にいけないきみだけのもの。 この轟音はひとりぼっちのきみだけのもの。 生きててよかったと思える日まで 生き延びられたら声を聞かせて いまはしにたいきみがすきだよ 精液みたいな羽を広げて… 「ねぇ、きこえる?」 き み は ま る で
2.
てんしみたい! てんしみたい に! てんしみたい さ! ま ま ま まるできみは! だれにもいわない? だれにもいわないで! だれにもいえない… 「ぼくをころして。」 この星に堕ちてきた何もかもを失って 誰よりも純粋なきみは悲しそうに笑って 美しく傷だらけ 彼らとは馴染めずに 全てを取り戻す魔法なんてない でも今なら出来るよ 震える夜、ぼくらは傷を見せ合って笑いあうの きみがすき(最高に)きみがすきなのさ  ああ きっと永遠に! ブルーライトエイリアンズ ぼくらころしあうでしょうそれでも愛した そうぼくら! 狂ったままでいいんだよ わかりあえないままゆるしあおうね この先にどれだけの恐ろしい未来が待っていたとしても ぼくらなら大丈夫だって思えた 手を繋げば 揺らめいて微睡んで(空を駆けて) ぼくらまたイカれたふりをして いま 狂ってく 食らってく 壊れてく 堕天 ほら 憎んでやる 殺してやる 犯してやる 螺旋 最低 最悪 感じる 罪悪 気持ち悪いよ 気持ち悪い ただしくあれないね ふつうでいたいのに  愛したり 憎んだり 青い春狂ったノイズで“ただしい”おとなたちが眉を顰めても この夏の恋だけはそうだれも奪えないから ああきっとぼくらは! 「ほら!なまえをよんで!」 オルタナティブオルファンズ 誰にも分かれないように囁く(あい)ことばを ひとりぼっち 夕暮れの空に溶けた虚しさすら純粋な混沌のうた きみがすき きみがすきだよ きみがいなきゃ なにもかもが きみがすき いきていてほしい きみがいなきゃ ぼくはだめなの! そばにいてよ 取り返しのつかないことをしでかしてしまって、ぼくらは永遠にはなればなれ いつだって、刻まれたスティグマがぼくらを苦しめる “全部許すよ” きみにそう言ってほしい そうだ ずっと誰かに愛されたかったんだ ぼくはもう逃げない なにもかもをとりもどしにいかなくちゃ もうだれもわかれなくていい プールサイドチルドレン 歌おう革命の夜 孤独なぼくらのうたを! はなればなれになっても わすれられない夏の日の… ムーンライトドリーミング 月明かりの下、きみといつまでも踊っていたいな うつくしいゆめよ 醒めないで! 最低なきみとぼくだけの夏の夢よ永遠に! 少年時代をそのままで! 「まほうを、となえる。」 「ぼくはきみをあいするように、ぼくやせかいをあいすることができるだろうか?」
3.
ゆうぐれのかえりみち ひとりぼっちでないている ひかるみずたまり うつるぼくは なきがらだ びしょ濡れの影の中 宵宵火の玉舞っている ペトリコールと畦道に沈む夕立雲 うずくまって泣いていたあの夏に  五時のチャイムが響いて通学路 青白き光を放ち現れた きみはゆうれいなんだね… 雨雨降れ降れ夏祭り ひもねす踊るは幽の群れよ 亡霊霧雨黄昏た ぼくのイグニスファツース 幽霊船に乗り込んで  夜霧の海を孕んでいる 雨晒しの憂鬱と踊る嵐の夜 行かないでと叫んだあの夜に  稲光がポツリ遭難船 帰りないもうどこにも帰れないから ぼくらひとつになった…! 轟音亡霊白昼夢 ゆらめく光を浴びて死ぬの 取り憑く幻堕ちてくる きみがなかにくる! 茜色に染まる ぼくだけのイノセンス… 消えない炎が燃えていた 化け物どもと遊ぶ森で どこへも行けずに叫んでた ぼくをきらわないで! 憂鬱幻影百鬼夜行  パラリラ狂ったように踊る 誰にも言えずに隠してた秘密を渡せるかな? 幽霊たちの踊り雨よ降れ降れ 亡霊だけの葬式で抱きしめて! はだかの孤児ら神や幽や崇めよ 狂喜乱舞の果てに眠らせて…
4.
ゆらしたからだはかくしたふうけい ふたりのひみつはさらわれたいのち むなしさかくしてさがしたきつねび なつまつりのあのおびえたかげふみ どぅらりらはなうたきみとはぐれている うらめしまいごのまちがいさがし ふりだしたあめになきだすこころに ゆくえふめいのかんばんのくらいもり もうにどとかえれないねままのいえには きずだらけのからだをはずかしがっているの もういいよとうめいなぼくらゆるしあおうよ こわくないよいつでもぼくはぼくでいるから ゆらいだぼくらはかくれたこいびと ふたりのひみつはのろわれたみらい うつろなめみるとうちあがるはなび ぼくらみあげてたなつのひのよぞら どぅらりらはなうたふつうになれずに うまれたぼくらはまちがいじゃない ふりやまないあめにびしょぬれのきみに たちいりきんしなつのかみかくし うまれた うまれた きみがうまれたよ どぅらりらはなうた ゆらしたからだは (はなうた) たちいりきんし なつのかみかくし
5.
影亡師 04:44
ああ…降られてるこんな雨にも慣れてしまって 塞いでるこんな気持ちもなんだか冷めて しまってるようなぼくなら幽霊みたいで 明日もきっと曇り空 憂鬱日和に抱かれるこんな昼下がり 振り返ったらあの日のきみがさいるよな気がして 腐って逃げてた日々にも美しい名前を 与えてしまうのだろう 暮れてく(ey)あの空に 触れてたいきみの肌に  I need I need I need help きみが口ずさむメロディ 夢に紛れて…ああ… 不意に泣けてき…た… きみに見破られてしまうかも おそれてるおそれてる でも 塞いでしまったらもう二度と 打ち明けられないでしょう 揺れてる影法師ぼくらは夏の夢  麦わら畑でぼくのなまえをよんで かげ に ゆられて  いみ を なくして ふい に ながるる  なみだ は あいだよ なつ に ちりゆく  いのち を わすれて くるえない  ふるえない  ゆるせなくはないけど 台風世界のソーダの壊れたあの青さ やみくもに書き殴ってたあの曲みたいだ 心がないきみの声をさ歪ませたわけは 憧れに手を伸ばしたから! 正しさの影揺らいでるグラデーション  誰にだって分かられたくはないし 教室の隅知らんぷりスターゲイザー どこでだって飛んでいけるのに いらない会話 きみとの愛の花 憂鬱になれば ああ…また夢を見て… 言葉にできずに黄昏た  夏の夜の美しさ 夕暮れかげがはなれても 忘れることはないのでしょう 隠した思いは醜い恋心よ  ひれ伏せよ我らの美しすぎた痛さに! 堕ちてく翼に焦がれて憧れて  犯した罪のように消えやしない愛を捧ぐ 揺れい触れいで愛の扁桃腺 グレイ繋いでないよ延長戦 暗いくらいね再度平行線 もう少しだけもう少しだけ もう少しだけ離れないでね
6.
かわってくぼくら さわってたしかめた たがいののど ていねいになぞった ぼくらおなじ からだのかたち みにくくなってくぼくら あいまいでいたいのになんで うつくしいままでしにたいな このこえがかわってしまうまえに けものになってはだかになって だいじなものをこわしあう あびるくろらみん  八月のプールサイドドリーム はだしのまま駆けていく “繊細さ”それは飽和したイメージの墓場 変声期を殺して! ぼくを愛せなくなんないで… きみのこころの醜いところぼくはあいしてるよ 「家が降ってくる。感覚。きみもきっと待ち望んでいたはずだ。」 もしもきみがいなくなったら そんな世界があったことふと思った 消えそうになる夜の臨界点 逃げそうになる前に抱きとめて 言えそうにない秘密だけど今 いけそうかもいえそうだよ 真夜中のプールに制服で飛び込んで 心すら透けてぼくらリビドーに溺れて 絡めた舌が編んだ愛の羽天使みたいで 溺れていく 虚しさを分け合って 憎しみ合うみたいに 上手に愛し合えたなら 君の車の助手席が僕の席 咳をせずともひとり それで大人になったつもり? 線路に寝転がり 迷子みたい 騙し合い 愛想の尽かしあい それでも抱かれたり また別れたり そんな未来をふたり 見たりしたい?
7.
「そして時はあの日に遡る…」 ぐらつぐサマーナイトグルーブ ゆれるふれるからだに むなさわぎsomething like that こんやだけは yeah つなわたりミッドナイトボーイ ひずむこわれるこころに ゆらぐほらfuckin' muse girl ほらもうなにもこわくはないの くらやみ とぶ ひかりを はく  むなしさ まう ゆらゆら なく ちまみれ ぼく てんしの きみ ひとみを とじ からまる ゆび    ぐらつぐサマーナイトグルーブ ゆれるふれるからだに むなさわぎsomething like that こんやだけは yeah つなわたりミッドナイトボーイ ひずむこわれるこころに ゆらぐほらfuckin’muse girl ほらもうなにもこわくはないの きみがいままでおそれてたものたちほら こわれてくむらがって ひとつになるゆるされて とけていくつながって ひとみをとじておちていく 「かぜのおと。こえ、こえがきこえる…。」 「生きて。」 「ただ息をして。」 ”イメージ“ 「きみはうつくしい。」 「生きて、いて!」 ぼくらは きずつけあうことえらんだの にくしみあうことみとめたの あいしあうことをえらんだの きみがいるせかいにいたいんだよ! summer nightnear death experience summer nightnear death experience summer nightnear death experience Yeah yeah yeah yeah 逆に最高な気分 summer nightnear death experience summer nightnear death experience summer nightnear death experience Wow wow wow wow 純に崇高なヘブン
8.
死んだ目。 なかまはずれ。 八月の衝動。 焦燥とコラージュ。 夏の夢。 イヤホンと断絶。 空蝉とマシンガン。 揺れるカーテン。 鉄の味。 制服を汚して。 誰もいなくなった教室で。 蝉時雨が。 途切、 れる。 とうめいなからだとこころが (いま) ふれあってはなれないとけあって きみがいる夜はいつもより静かだった うつむき顔さえもうつくしすぎて ぼくがずっと前に言いかけた“秘密”を 早く打ち明けなくちゃ すべて終わってしまう前に… 忘れられないきっと忘れられない 無人の境内 神さまはもういない 離れたくないもう二度と離れたくない きみのそばにいたいずっと  愛し合いたいぼくら愛し合いたい  でも 分かり合えないぼくら分かり合えない 倒れるビル街 君と手を繋いでいたい 何が起きてもきっと… 90年代、ぼくらが撮った魚眼のプライベートフィルムズ 2人だけの映画館で何度も繰り返し見る 彼らにはきっと分からないだろう それは暗号めいていて、でも単に私小説なだけなのだけれど ぼくときみが他者ではなくなってしまって 傷つけあわないかわりに退屈な時間を繰り返したその先で 東京、ソビエト、ユーゴスラビア、ベルリン そして全ての声を奪われた者たちへ 最初で最後のカタストロフィを捧げよう 「いま、おわりがはじまる。」 そうだよ きみ以外の きみ以外の 承認はいらないんだよ! 必要がないんだよ! きっと待っていた 過ちを繰り返して そっと抱いてほしいよ… こんな最悪な世界の終わりの日には! 「ほら!おわりがなってるよ!」 「生きて。」 「ただ息をして。」 ”イメージ“ 「きみはうつくしい。」 「生きて、いて!」 半径数キロメートルの世界 それが全てだった時代  愛されなくて悲しかったから また誰かを傷つけて 十字架に磔のぼくらは地獄行きさ  あの部屋の隅で象は泣いていた  そうだ愛していたんだ 概念通りを抜けて宵々悪夢と踊る 最低な革命でぼくらイかれてハイになる 人も街も記憶も粉々になるカタストロフィ その全てを美しいって言ってもいいかな? 「今度はうまく出来るかな?」 「大丈夫。きっと全部思い通りだよ。」
9.
こころとからだ ひきはなされてく ゆうれいのかたち つなぎあわさる ことばとはだが ぬりつぶされてく きかいのともだち  ともだちは こ わ さ れ た いのちがほしい ほしいよ いのちがほしい もういちど いのちがほしい ほしいよ いのちがほしい もういちど I@m n0t ki!!ing pe0p!e. I@m jUst mAking ぁ ?h0st. みずびたしきょうしつ ふえるふえる きみのひみつ ひとりじめばくだん はやくはやく まみれたいよ! ああきょうも…てすとをうけなきゃ… ああもっと…ただしくならなきゃな… 「おはよう。よるのぼく。」 「それじゃあ、またね。」
10.
絶望憂鬱天使爆音 絶望憂鬱天使爆音 絶望憂鬱天使爆音 絶望憂鬱天使爆音 絶望憂鬱天使爆音 絶望憂鬱天使爆音 絶望憂鬱天使爆音 絶望憂鬱天使爆音 絶望憂鬱天使爆音 絶望憂鬱FUCK YOU BITCH cancel meeeeeeeeeeeeeeeeee fuck you bitch♡ 舌ピ開けた陰キャ死んだ眼球 年中メンタル狂った梅雨 一人称はひらがなのぼく be+過去分でwant you バグった天使白目剥いてる 死んだ目でも来るティンカーベル バブり舌なめずりインキュバス おれときみ何も起きないはずがなく 分かり合えないこと  分かち合えないこと 愛し合えないことが 分かり切ったことだなんて 分かり合えなくても  分かち合えなくても 愛し合えなくても (ぼくらは)やさしさを抱きしめていようね 怒鳴る父親 クラスのいじめっ子 銃を乱射した少年 ぼくの影が少しだけ彼らに似てるときがあること  喚く戦闘機 レイシストの論客 虚ろな目をした売春婦  あの夜、きみのなかにそれらがみえた  真に恐ろしいことがわかるか? 愛することだ それを叶えた わたしは二度と ひかりになれない
11.
フランシスベーコンに捧ぐ 繊細だが暴力的、かつ幽玄な愛の物語 ふつうとただしさについての三つの習作 “第一部 独白” きみはレイシストでテロリストで売国奴で性的異常で   ぼくは盗作魔で独裁者で核兵器でCo2で ユダでゴミで悪魔でラブホテルで才能ないくせ曲を作って きみに最低なこと言ったりしてまた傷つけるぼくをキャンセルして  彼らが嘲笑うぼくのふつうじゃなさをゆるしてくれる?きみはあいしてくれる? ふつうじゃない、ただしくない 誰にも言えない秘密を抱えて どれだけさ頑張ったって 足並みはずれてしまうね(はぐれてしまうね) 「かぜをかんじる。しんぞうがなっている。はちがつ。うつくしいあらし。きみのへやにて、めがあって。」 「ペンをもつてふるえている。ほんとうのことをかこうとしている。」 「ぼくにふれるてみつめている。いえないことをしようとしている。」 “第二部 告白” ぼ ぼ ぼくは  きみがすき きみはまるで てんしみたい あいしてる きみがぼくをあいせやしなくても  いやほんとは その柔らかな手 犯罪者みたいな目 離乳食でも食べさせたい くらいかわいい きみはかわいい(baby) いつもはやさしいのに 不意にでる悪い詩が好き 殺したい奴は大体同じ だから住みたい同じ部屋に きみが笑うほど ぼくは燃ゆる頬 触れたりした体温 時間はほらslowmo きみの第二次性徴を止めてみせるよ きみの第二次性徴を止めてみせるよ 「まよなかのともだち。」 「とうめいなかーてん。」 「さしこんだ。」 「えいえんのひかり。」 「てをつないで。」 「めをつむって。」 「ぼくらがおかした。」 「はじめてのくちづけ。」 だらしない口腔と互いに伸びるバベルの塔ぼくらの国境のない地図に重力に押し倒された糸が垂れる床に散らばった使用済みの注射器銃の味は児童労働で作られたチョコレイトみたいムーンライト墜落するとうめいなてんしたちその頭上で親愛なるかみさまは頭を抱えていたと言うあたはとうとうひとりも救えなかったみたいだそうぼくら誰に知られず結婚してしてしまうのさ 「愛すべきフランシスベーコンのかなしみをぼくらは感じないままでいい。」 “第三部 脈拍” し て して しーてぇ  (なにを?) …た んーた う た  うたって  ふつうじゃないただしくない  誰にも言えない秘密を明かして 子宮のないぼくらは 互いの羊水になればいい ぼくらはコインロッカーベイビーズ コインロッカーベイビーズ ノートルダムの花火に見惚れて 夏空に消えた過ちの意味をきみはみとめていて! 彼らが裁くきみのただしくなさを愛している愛してる セカイときみを天秤にかけるまでもなく、(きみの手を取り)逃げ出した  ぼくらはもうだれにゆるされなくてもいいんだよいいんだよ 
12.
13.

about

カゼヒキの声を初めて聴いたとき、もうすでに失われてしまった少年だったころの自分の声によく似ているなと思った。
生きているのがとにかく辛くてたまらなくて、みんな死んでしまえいいのにと思っていたあの頃を思い出した。

去年の夏、私は思春期の頃の憂鬱とトラウマ、他人が怖くて学校に行けなくなったこと、同性のともだちに恋をしたあの夏の痛み、それらをグチャグチャに混ぜて壊して潰して汚して犯して歪ませてバグらせた二枚組のアルバム「幽玄幽霊夏祭」をリリースしました。
このアルバムはその中から厳選した楽曲に新曲を加えて再構成したものです。
この音楽を聴いたあなたの痛みと恐怖が少しでもやわらぐことを祈っています。

最後に、偉大なボカイノセンスの作家たち、そして暗い部屋の中、ひとりぼっちで血塗れのぬいぐるみを抱きしめていたあの頃の”ぼく”にこのアルバムを捧げます。

──死んだ眼球

Siren for Charlotteから死んだ眼球のネット上に発表され、「幽玄幽霊夏祭」にも収録された楽曲と完全な新曲を収めるコンピレーション・アルバム『死んだ眼球のすべて』をリリースします。

機械と人間の彼岸から響く声が歌と朗読として流れ、インターネット以降の異端的で幽玄なヴィジョン=トラックと重なり合い、ひとつの音楽として結晶すること。その中で唄われるクィア的な、美しい愛の形。それは生も死も飲み込んでしまった後の私的な救済の景である。

アノマリー、という現代の音楽を語る上で重要なタームを、死んだ眼球は高い水準を持って体現している。ブロークンで鮮やかな歪が甘やかな感性を持ってポスト・シューゲイザーとして顕されることは、今後何年も時間が経つ中で大きな意味を持つだろう。その言葉が適格であるような優れた音楽だ。

ボカイノセンスというインターネット音楽の突端とポスト・シューゲイザーが交錯することで花咲いた、異端と美の音楽を是非お聴き下さい。

──Siren for Charlotte

credits

released January 27, 2024

music,lyrics,mix,artwork-死んだ眼球(“Twitter” : @gankyuu_)
歌唱:カゼヒキ+重音テト
朗読:ナースロボ_タイプT+蔓音ガオ

Catalogue Number : SIREN : 0004

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about

Siren for Charlotte Japan

遠泳音楽 (=Angelic Post-Shoegaze) Label.

Since 2023/02/03.

Label logo & header by cosgaso.

Owned and run by
Tsunaki Kadowaki
(@telepath_yukari )
aro (@umbermoon_ )

We gaze at distant scapes, dreaming of beings we can't touch, and let our beautiful fantasies take flight.
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