大きなファイルやフォルダごとを圧縮する際など、圧縮したファイルを分割保存したい場合は、圧縮時のオプションで分割サイズを指定します。
ファイルもしくはフォルダを右クリックして圧縮メニューを選んだ際など、GUIのダイアログで設定する場合は、左下にある「書庫をサイズで分割」で設定します。
FDやCD、DVDといった特定メディアサイズや10Mはドロップダウンメニューから選択できます。それ以外の任意のサイズにしたい場合は、「100M」など数字に続けて単位を入力します。 たとえば、ISOイメージ(約500MB)を100MBで分割ZIP圧縮した場合は、.001、.002……といった拡張子が付いた圧縮ファイルが作成されます。
元のデータがISOファイルやたくさんの写真(JPEG等)をまとめて圧縮する場合などは、その中に含まれるファイルがすでにZIP相当の圧縮がされていており、ZIP圧縮ではあまりサイズが小さくならないので、7z形式を使ったほうがいいでしょう。
例)
Windows98のインストール元CDのISOイメージ:484MB
ZIP圧縮(7-Zipの標準設定=通常のツールよりやや強い)で100MB分割:
5ファイル、415MB
7z圧縮(超圧縮)で100MB分割:
4ファイル、350MB
7za.exeコマンドを使って分割圧縮を行うには、「-v」オプションを使います。
"C:\Program Files\7-Zip\7z.exe" a -v100m Windows.zip Windows.iso
「-v」に続けて分割ファイルのサイズを指定します。MB単位の場合は「m」、GB単位の場合は「g」を付けます。b(バイト)、k(キロ)、m(メガ)、g(ギガ)の単位が使えます。
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